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世界のバレンタインデー♡

今日のThe Lucy Show on 84.4 FM Tachikawaでは、世界のヴァレンタインのお話をラブソングと共にお送りしました。(毎週金曜日20:00-22:00 OA)

バレンタインデーの歴史は、ローマ帝国の時代にさかのぼるとされています。

当時、ローマでは2月14日は女神・ユノの祝日。ユノはすべての神の女王であり、家庭と結婚の神。翌2月15日は、豊年を祈願するお祭の始まる日。そのお祭りの前の日に女性たちは自分の名前を書いた札を桶の中に入れ、翌日になると男性達はその桶から札を1枚ひき、そこに書かれている名前の女性と、お祭りの間パートナーとして一緒にいることと定められていたのだとか。そして多くのパートナーたちはそのまま恋に落ち、結婚。

しかし、愛する人を故郷に残すと士気が下がるという理由から、兵士の結婚は禁じられていたそうで、それを知ったイタリア人のバレンチノ司祭は、恋に落ちた兵士と女性達を密かに結婚させてあげました。それを知ったローマ皇帝は怒り、処刑されてしまいます。その後、バレンチノ司祭は聖人として処刑された2月14日を愛の記念日にしたというのが一般論なのだそうです。バレンチノは英語読みでバレンタイン。。St. Valentine's Day。

そして、そのValentine's dayもところ変われば。。いろいろなスタイルがあります。今日の放送では世界ではValentine's dayをどのように過ごしているのか?愛の歌を聴きながらお送りしました。

ここ日本では女性が男性にチョコレートを贈り、愛を告白する日としたイベントになっていますが、私の国アメリカでは、プレゼントは女性から男性へとだけに限らないのです。むしろ、恋人同士やご夫婦で、男性が女性をお誘いしてロマンチックなディナーを楽しむ日。

子供たちも男女問わず、学校でヴァレンタインカードとキャンディーやチョコを贈ります。手作りのカードも多く、私も小さい頃はクラスメイトに作った事を思い出します。

デパートやキャンディーショップだけではなく、スーパーマーケットにもバレンタインデー用の様々なキャンディーやチョコがいっぱい。中でも特にポピュラーだったのは、Sweethearts candyと言う日本で言うラムネのような小さいハート型のお菓子にKiss me、Be Mine、Hugs、I Love you、Be my Valentine私のバレンタイン等の愛の台詞書かれているもの。それを手作りカードに貼り付けるのです。子供心にもしっかりと贈るお相手によってそれら台詞を振り分けていて・・今思うとオマセだったなぁぁと思います^^;

また、”義理チョコ”と言う言葉も、習慣もありませんが、中にはお仲間とブレイクタイムのおもてなしとしてお徳用の大箱に入ったチョコレートやキャンディーをオフィスに持って行く等はあっても、基本は恋人たちやご夫婦がロマンティックに過ごす日なのです。
男性はバラの花やプレゼント、チョコレート、愛の言葉が書かれた風船などを贈ったり、ちょっとお洒落なレストランを予約して一緒にお食事と言うのがポピュラーです。

そして、ホワイト・デーもアメリカにはありません。
これは日本でバレンタインデーが定着するに従って、ホワイトデーと言う日が制定されたそうで、その元祖については諸説あり、まずはバレンタインチョコのお返しとして「君からもらったチョコレートを僕の優しさ(マシュマロ)で包んでお返しするよ」とシュマロを贈る「マシュマロデー」でスタートだったそうです。それが、Valentine's Dayの1ヶ月後、3月14日に定めたられたのが1978年(昭和53年とも1980年(昭和55年)とも言われ、記念日名もマシュマロからホワイトデーに変ったといわれています。又“ホワイト・白は「幸福を呼ぶ」「縁起が良い」という意味がある”ということで、バレンタインデーの1ヶ月後をホワイトデーを設定したとのエピソードもあるそうです。
私達アメリカ人にはない記念日&習慣ではありますが、毎年3月14日が近づくと、お菓子売り場でお返しの贈り物を探している男性方を微笑ましく思い、素敵だなと感じます。

では、このヴァレンタインデー、そのほかの国ではどのように呼ばれ、どのようなお祝いがされているのでしょうか?調べてみたところ。。

○ 台湾では、欧米のように女性から男性と限られておらず、恋人たちのための日になっているそうで、男性から贈り物をするケースの方が多いとのこと。

○ 中国では「恋人の日」と言われる伝統的な記念日年に2回あるそうです。ひとつは「ユエンシアオジエ」(旧暦1 月15 日)と織姫と彦星で有名な七夕が、もともと『ちん れん じぇ』「情人節」、日本語にすると「恋人の日」という意味の日なのだそうです。しかし、現在では若者はそれら2つの記念日と同じように、バレンタインはポピュラーなイヴェントになってきているようで、欧米と同じように男性から女性へ贈り物をする日になっているそうです。花束が一般的で、バラを贈るのがポピュラーなのだそうです。またそのバラの数で色々な意味があるそうなのです。

1 本  あなただけ
2 本  世界に二人だけ
3 本  愛しています
7 本  ひそかに愛していました
10 本 完全無欠
13 本 友情は永遠に
15 本 ごめんなさい
99 本 永遠
100 本 100%の愛
108 本 結婚してください
365 本 毎日、あなたを思う

○ 韓国では、日本と同じように2月14日には女性が男性にチョコレートを贈り、また日本と同じように3月14日に男性からお返しをするという習慣が定着しているとのこと。それに加え、4月14日に「ブラックデー」という韓国オリジナルのイベントがあるのだそうです。このブラックデーという日は、バレンタインデーに何ももらえなかった男性が、韓国料理のチャジャン麺を食べて自分を慰めるという日になのだそうです。

○ フィンランドではバレンタイデーは「ユスタヴァンパイヴァ」「友情の日」と呼ばれ、友人達にカードなどを送るのだそうです。記念切手も販売され、日本の年賀状のように、郵便局では「遅くとも○○日までにカードを出してください」とと呼び掛けるそうです。
○ スウェーデンではバレンタインデーを Alla hjartans dag (All Hearts' Day) 直訳すると、「全てのハートの日」「真心の日」と呼ばれ、男性から女性へ愛のポエムを送ったり、バラの花やハート型のお菓子をプレゼント。
○ ノルウェーでも男性から女性にチョコレートと花束を贈ります。
○ 同じ北欧でもデンマークではバレンタインを祝う習慣がないのだそうです。

○ 南米ペルーでは、午後にリマにある「恋人たちの公園」を訪れ、夜はディナーとともに男性がプレゼントを贈るというのが、ポピュラーなのだそう。

○ トルコでも「愛の日」と呼び、プレゼントを交換したり食事を楽しんだりと、バレンタインデーが定着して来ているそうです。

○ アフリカでは、バレンタインデーのプレゼントには、プレゼント、お花、カードなどを贈りランチやディナーに招待するのだそうです。

○ 今年ワールドカップが開催される情熱的なブラジルのバレンタインにあたる日は、6月12日なのだそうです。「 Dia dos Namorados」縁結びの神様である聖アントニオの命日が6月13日で、そのイブを恋人の日に制定したのだそうです。ロマンテックなレストランでお食事をして、男女共にプレゼントを贈りあうのだそうです。

2月14日は世界共通の愛の日だと思っていたのでこうして調べると驚く事がいっぱいですね。

最近では新聞の広告欄を利用して愛のメッセージを載せる人も多くなって来ているそうです。またもっとダイナミックにヘリコプターの低空飛行で愛の告白やプロポーズ、また飛行機雲を利用してお空にメッセージを描くなど、映画の世界だけだと思っていたそんなゴージャスなサービスまであるそう。。。

そう言った豪快なスタイルも、欧米スタイルでもアジアンスタイルでも。。
愛する気持ちを確かめ合うロマンティックな日があるというのは素敵です。

今日はバレンタイン。。皆さんどのように過ごされていますか?
恥ずかしくて何も出来なかったという方、今年はせっかく金曜日にあたったこの特別な日。Valentine's Weekendと致しましょう。この週末を利用して、どうぞ恥ずかしがらずに、しっかりとそのお気持ちをお相手にお伝えして、ロマンチックなValentine's Week-endをお過ごしくださいね♡

皆さんに、Happy Valentine's Day!!

by lucykent824 | 2014-02-14 21:49