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Oleta Adams

今日のInterFM 「Mt. Rainier Cafe」のゲストは私の大好きなヴォーカリストの一人「Oleta Adams」さんOleta Adams_d0116799_20212857.jpg丸の内コットン・クラブでライブの為の来日。 来日情報が入り次第取材のお願いをしていたほど大大大好きなヴォーカリストです。 そして、ワクワクとしながらSkyPerfecTV Music Air Lucy's Roomのゲストとして取材をしたさい。是非「Mt. Rainier Cafe」にもご出演いただきたいと急遽、お願いしたところOKのお返事。 たった3日間の滞在、しかも久しぶりの日本。行きたいところもたくさんあったのでしょうが、時間を作ってくださったのです。
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私が担当する番組「Mt. Rainier Cafe」はご存じの方も多いと思いますが、美味しいカフェラッテ。また、そのMt. Rainierとはシアトルのシンボル。レイニア山。その形が日本の富士山に似ている事から地元の日本人の間では「タコマ富士」と呼ばれています。 シアトルへ行くとそのマウント・レイニアがまるで”ようこそ!”と出迎えてくれているような存在感のある美し~~~い山なのです。まるで空に描かれている絵のように美しいですよ~。初めて見た時は感動しました。
シアトルには名物がたくさんありますが、ジャズ好きの方ならご存知の有名なジャズ・クラブ「Jazz Alley」があります。 3年前、番組の取材でシアトルへ行った時、到着したその夜Jazz Alleyでオリータさんのライブがあると言う事で、時差ボケだけど・・・見に行ったのを覚えています。 彼女の立つステージとオーディエンスとの会話、何だかとっても暖かくフレンドリー。それもそのはず、オリータさんはシアトル出身なので、会場には彼女のファンはもちろん、幼馴染みや親戚も集まっているのです。

番組では彼女の生まれ故郷シアトルについてもたくさんお話してくださいました。

以下は番組を聞いていない方に・・ぜひ、オリータさんの魅力を感じていただきたく、インタビューの内容を載せていただきます。

彼女の歌声は:
http://www.myspace.com/oletaadams
へ行くと聞く事が出来ます。

彼女のHPは:
http://www.oletaadams.com/

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Oleta Adams_d0116799_2030573.jpgOleta: シアトルで生まれてから12歳まで住んでいたの。とても愛着を抱いているわ。 マウント・レイニアもいつも見ていたわ。小さい頃、マウント・レイニアに昇った時の写真があるのよ。雪の中、父に抱っこされているのだけど、そんな雪の中なのに、私は何故かコートも着ていないの。。それが今だに謎なのだけど。とてもファンタスティックな山。

現在はミッド・ウエストに住んでいるのだけど、まったく山がない地域なの。よく主人が何故ここに住んでいるのだろう?何故ここはワシントンではないの?と冗談で言う時があるのよ。とにかく神の国、エヴァー・グリーンの州と呼ばれているようにとても美しいところよ。

マウンテン・エアーあの澄んだ空気、美しい水、山、美味しいシーフードも楽しむ事が出来るのよね。

ジャズアリーは私も大好きなクラブ。
それに加え、ジャズ・アリーでのショーには幼名馴染みや小さい頃一緒に過ごしていた友人達が来てくれるので、クラブの中は同窓会のようになるのよ。今もシアトルに住んでいる親戚も多いの。親戚にも会える楽しみもあるわ。
ジャズアリーのもう一つの魅力はお食事。誰が演奏していても楽しむ事が出来るエンターテインメントに溢れている素晴らしいクラブよ!
Lucy: シアトルでいただくコーヒーはまた格別~~
Oleta:  Oh Yes!! 現在、全米に広がっているコーヒー文化の発祥の地はシアトルよね。突然起こったこのフィーバーぶりには驚いているけれど、シアトルには最も美しい緑、木々、水に囲まれていて、そんな美しい環境があるから朝の目覚めがとても気持ちがいいの。そこにフレッシュなコーヒーがあるから一日を気持ちよくスタート出来るのね。 とてもロマンティックで夢のような時間。特にボート・ハウスに住んでいたらそれはそれはファンタスティックだと思うわ。澄んだ水に澄んだ空気、山・・コーヒーの香り。あ~~~帰りたくなってきたわ。今から行きましょう~~今すぐ行きたいわ!
Lucy: 日本へは久しぶりの来日~~~今回は鎌倉を訪れたとか。。
Oleta:  私にとっては3回目、バンドのドラマーで、私の主人ジョン・クッショーンにとっては2回目。 前回は確か1994年ころだったと思うわ。。ちょうど今と同じ頃で、大阪や京都でもライブがあり、ツアーの合間のある日、神社などに連れて行っていただいたの。お天気にも恵まれてとても素敵な一日を過ごしたのだけど、その翌日に10年ぶりの大雪が降ったのよ。
今回は鎌倉へ行ったわ。なんてチャーミングな街なのでしょう。美しくて、11~2世紀までさかのぼる歴史のある街。私は人を見ているのが大好きなの。お寺を尋ね、そこで人々が祈る姿を見たり、小さい子供たちを見たり、大仏さまも見に行ったのよ。大仏の歴史ガイドを読んだのだけど、1252年台風によって崩れてしまったと言う事など、とても興味深いわね。ガーデンもとても落ち着いたピースフルなところだったわ。アメリカは車社会だから、私たちもそれほど歩くことはないの。でも、日本に来るとよく歩くわね(笑)。とくに神社やお寺等は階段が多くて・・他では体験できないほど日本ではよく歩くわ(笑)
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Lucy:小さな頃のオリータさんは?
Oleta:Believe it or not! I was very Shy!
信じられないかもしれないけれど、と~~っても恥ずかしがり屋で怖がりで、泣き虫な子だったわ。皆さんもそうだと思うけれど、大きくなってからは全く泣かなくなったわね。。ティーンエイジャーのころは涙腺が弱く、何故だかわからないけれど、月に一回くらいは泣く機会があったけれど・・(笑)。今はセンティメンタルな時や人生の喜びで涙を流す、もっと深い意味をもつ涙となったわね。 欧米人は日本の方々はエモーショナルではない・・と言う間違った考えを持っているわ!あまり表にあらわさないで隠しているのかもしれないのだけど、映画、民謡、物語・・日本、そして日本人は情緒豊かだと感じているわ。 今週もここコットン・クラブで過ごしている間にもそれを感じたの。 アメリカのオーディエンスと違ってここ日本ではステージの最中に大騒ぎをする人は少なく。。でも、ステージから降りると皆、私の手を握り締めてくれるの。ある夜、ある男性が私の手を握り16歳のころからあなたのショーを見るのが夢だったと涙を浮かべていたの。。その時私はとても感動したわ。日本人がエモーショナルではないと言っている欧米人は全く間違っているわ!日本のオーディエンスの皆様には本当に感謝しているわ。

Oleta Adams_d0116799_20293134.jpgLucy: 私たちもあなたの素晴らしいショーに感謝、そしてもう一組!あなたの事を発掘した
Tears for Fearsにも感謝よ!
Oleta:  あ~~っ!Tears for Fears!!
1985年、カンサス・シティー、ミズーリのハイアット・ホテルでのショーを彼らは見に来てくれたの。その時は会う事はなかったのだけど、2年後、彼らはホテルに連絡し、私の事を探していると伝え、私の連絡先を彼らに教えると、彼らはロンドンからわざわざ私に会いに来てくれたの。2年前のショーの時に私が歌った歌すべてを彼らは言ったのにも驚いたわ。
彼らは最新の機材とビッグ・バンドで世界中を旅していたのだけど、私のトリオのようなエモーションがない。。と言い、彼らが次のアルバムに収めるWoman in chainsを歌ってほしいと言ったの。私はトライしてみる事にし、それで終了と思っていたら、結果彼らのシーズ・オブ・ラブのアルバムのレコーディングやツアーをする事に。。それと、自分自身のレコード契約に結びついたの。
Tears for Fearsとは世界中をツアーし、彼らは私の事をグループの一員のようにとても大切に扱ってくれ、パフォーマンスの事、レコーディングの事、コンピューターの事まで色々と教えてくれたわ。
特にローランドは私にコンピューターの事以外にもどんなソフトウエアーを買うべきかどのように自分の声をレコーディングするかなど色々と教えてくれたの。当時、カセット・テープに録音した自分の声が嫌いだったのだけれど、当時は男性さえも高音で歌うのが流行っていて、自分の低い声がいやだとも感じていたの。だけど、彼は私に自信を持たせてくれて、それに、私の最良の声を一番初めにレコーディングしてくれた人なの。ローランドにはとても感謝しているわ。

Oleta Adams_d0116799_20301773.jpgLucy:1st.アルバム「Circle of one」がリリースされて18年。
Oleta: Oh!!!そんなにたったの?18年も~~?信じられない。。 時がたつのはあっと言う間ね。 ローランド(Tears for Fears)にはとても感謝しているわ。それと、ハイスクールのころのヴォーカル・コーチが支えてくれたわ。ティアーズ・フォー・フィアーズと一緒にプレイしてブレイクするまでは自分の”声”には気がつかなかったの。彼らとプレーするまでは17年間クラブで演奏して、このままバーなどで一生を過ごすのかかしら?と思っていたのだから。 こうして今、幸運にも世界中の人々の前で歌うようになって、名誉のためだけでなく、私の歌が様々な人にどんな意味をもたらすかなどを感じるようになってから、私はここに特別な意味を持って生れてきたのだと言う事を感じ、またそれで生活が出来る事をとても幸せに感じているわ。

Oleta Adams_d0116799_20314855.jpgLucy: Get hereはアメリカ中に涙・・でも、愛、思いやり・・勇気も与えましたね(湾岸戦争時TVのニュース番組など様々な場面にこの曲が使われていたのです)。エモーショナル。。 それと、私はあなたのバージョンのElton john Don't let the sun goes downが大好きなの。
Oleta:  今年彼の為にその曲を歌う事になっているの。ワシントンDCでナショナル・アメリカン・ブロードキャスター・アソシエーションがエルトン・ジョンのこれまでの音楽的功績、チャリティーへの貢献をたたえて行うショーに招かれて彼の為に歌うの。以前お会いしたこともあり、その時も彼の曲を7分間のトリビュートを緊張しながら演奏したわ。 彼はバーニー・トーピンとともに数々の素晴らしい曲を書いてきたわ。
私はこれまで98年にフィル・コリンズのビッグバンドの一員としてツアーをしたり、マイケル・ボルトンやルーサー・ヴァンドロスのツアーのオープニング・アクトを務めたり素晴らしいチャンスをた与えられ本当に幸せです。

Oleta Adams_d0116799_20351039.jpgLucy;色々なチャンス・・と言えば、りーりトナーさんのジョビンへのトリビュートアルバムでのアル・ジャロウとのデュエットも素敵です。
Oleta: リー・リトナーのスタジオに到着すると既に曲は録音されていてあとは私たちが歌うだけと言う状況だったの。でも、その曲が私のキーではなくて・・リーには、声を変えて歌ってみるけれど。。もし、出来が良くなかったら私には歌唱料を支払わなくてもいいのよ・・と伝えたの。あのアルバムでは高い声でアル・ジャロウと2曲デュエットしたのだけど・・なんとかうまくいったし、とっても楽しかったわ~。

オリータさんは現在ニュー・アルバムの制作中!
Oleta: New album is going to be Jazz Influence。。もっとジャズの要素が強くなるわ。何故なら最近のポップ・ミュージックはシンプルに作っていて、同じコード繰り返しているのが目立っているから。もっとファンシーなコードを使いたい場合はジャズを取り入れる方がいいと思うの。
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将来の夢:
Oleta:  このまま歌い続けることだわ。
もう一曲ヒットがあるともっと素敵だけれど、でもこうして歌う場所があるという事に感謝しているわ。ファンの方々に平和をもたらし、友人を作って行けるだけで感謝&幸せです。

by lucykent824 | 2008-02-09 20:55