真鱈子の煮つけ
整ったピンク色の鱈子ではなく、黒っぽい皮の大きな真鱈子ですが、煮つけるととっても美味しいのです。金沢へ旅したさい必ず立ち寄るのが創業天保元年の『俵屋』とお母さんの手作り料理を堪能できる『寺喜屋』。その寺喜屋さんでいつも頂いていたのが、この真鱈子の煮つけ。
2000に入り、フジTVで毎週土曜日の朝に放送していた旅番組『マルコポーロの子供たち』。日本の方々が気付かない日本の素晴らしさを外国人からの視点で再発見していただくと言う内容のプログラム(2002年3月30日放送終了)。
毎週様々なフィールドで活動されている在日外国人が週替わりでなヴィゲート。私も出演させて頂いていたのですが、はじめて番組に出演させて頂く時に選ばせて頂いたのが、金沢でした。80年代Kentosのライブで毎月のように訪れていた街。次のツアー地へ行く前に早起きして俵屋までお散歩をして水あめを買い、寺喜屋さんでランチを頂き空港へ行っていました。
加賀百万石として繁栄した金沢。その名残と風情を感じるとても魅力的な町。ご存じ日本三名園の一つ、兼六園はもちろん。番組では、私の大好きな『銭湯』の壁画を数多く手がけた壁画家のアトリエを訪ねたり、由美かおるさんよろしく入浴シーンも披露したり、『俵屋』さんで水あめ作りのプチ修行をさせて頂いたり、格子戸の連なる町並みがとても美しいひがし茶屋街を訪ねたり。。Etc., etc., 2週に渡って金沢の魅力をお伝えしました。
そして必ず立ち寄っていた『寺喜屋』さんでも取材でプチお料理修行。この真鱈子の煮つけも『寺喜屋』さんで教わった一品なのです。
出し汁にお砂糖、お酒、お醤油、みりん&生姜。
表面を水で洗い、カットした真鱈子を入れていきます。
するとフワーっとお花が咲くように広がり、形を変える真鱈子。
しかし皮がしっかりとしているのでバラバラにはならないのです。
あとは弱火にかけて中まで火が通るように様子を見ながら煮ていきます。
お酒の肴に、ご飯のおかずに。。とっても美味しい一品です。
お魚屋さんで黒い皮の真鱈子を見つけると迷わず買ってしまいます♪
寺喜屋は中に入るとすぐにカウンターがあり、そこにお母さんたちが日替わり
で作ったお惣菜がずらり並んでいるのです。それらを選んで頂く温かみのある家庭料理。
お刺身などもありますよ♪
そのマルコポーロの子供たちの取材以来ですからもう10年?くらい訪れていません。
またいつか・・今度はぶらり一人旅で・・行きたいです。

by lucykent824 | 2013-02-06 20:10 | Home Cooking&Recipes