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『The Lucy Show』7月31日のSong List

今宵も番組をお聞きくださいました皆さまへ、ありがとうございました。

『The Lucy Show』 on 84.4 FM Tachikawa.
毎週金曜日、20:00から22:00までノンジャンル・ノンカテゴリー、2時間たっぷりと音楽をお届けしています。一週間のお仕事の疲れを癒していただければ嬉しいです。

7月最後の金曜日。皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

さて、今日7月31日は蓄音機の日。アメリカでは、Phonograph、ヨーロッパでは、Gramophoneと呼ばれ、ここ日本では蓄音器と呼ばれていますが、1877年のこの日、エジソンが蓄音機の特許をとった事から制定されたそうです。それから33年後の1910年には日本初の国産蓄音機ニッポノホンが発売されたそうです。

レコードに吹き込んだ音を再生する装置、蓄音器。今ではその”レコード”と言う単語を発するだけで???となるお若い方々がおりますが...しかし、未だにレコード盤を愛聴されている方も多く、数少ないレコードショップを覗いてみると懐かしい作品がお手頃なお値段で売られていたり、またその逆でお目目が飛び出してしまうほど高値になっているものも・・・子供の頃に親しんだレコード。そのレコードをかけるプレーヤーも、針も、今では限られた場所でしか購入すること出来ない貴重なものとなっています。

私が幼い頃、自宅にあったステレオは木製で両側にスピーカー、中央にはレコードプレーヤー+ラジオを聴くアンプ。その横にはやはり木製の大型TV。それとは別にオープンリール式テープレコーダもありました。今では考えられないほど大きかったのです。場所はとりますが、これがなかなかお洒落だったのです。

私の父はレコードコレクターだったため、自宅では常にレコードが回っておりました。もう少し大きくなり、自分でもお小遣いを貯めてレコードを買うようになった時、それらお気に入りのレコードに最初に針を落とす瞬間はとてもワクワクしたものです。その後もアルバイトに励みレコードを買うのも、レコード・ショップでパタパタと音を立てながら探すのも楽しみの一つでした。

1982年にはCDの生産が開始。10月1日、ここ日本から世界初のCDプレーヤーが発売されるまで、いや発売されてもCDやそのプレーヤーが普及するまでしばらくは、親しまれていたレコード。今夜のThe Lucy Showでは、そのCDが登場する1982年以前のヒットソング&アルバムをご紹介しました。

AOR名盤探訪では、ジョージ・ベンソン1976年、トミー・リピューマのプロデュースによるワーナー移籍第1弾。全米チャートのPOP、R&B、Jazzの各部門で同時1位に輝いた歴史的な名盤『Breezin'』を当時、レコードで聴いた時のように、CMを挟んでA面とB面をお楽しみいただき、その前後も1976年の年間チャート/HOT100に輝いたヒット曲の中からピックアップしNon Stop Music Mixをお楽しみいただきました。

The Lucy Show (20:00-21:00) OA Song List

M#1. Silly Love Songs / Wings
ポール・マッカートニーと奥様リンダ・マッカートニー、元ムーディー・ブルースのデニー・レインの3人が中心となって1971年に結成したロックバンドPaul McCartney and Wings。数あるヒットの中から1976年に発表されたアルバム『スピード・オブ・サウンド』からのシングルカット。Hot100では1位、年間チャートでも1位に輝いたSilly Love Songs、邦題:心のラヴ・ソング。

M#2. Baby, I Love Your Way / Peter Frampton
イングランド出身のロック・ミュージシャン、ピーター・フランプトンが1975年に録音・1976年に発表し、全米1位に輝いた2枚組ライブ・アルバム『Frampton Comes alive』からのシングルカット。年間チャート88位のBaby, I Love Your Way。このアルバムから他にも”Show Me the Way”が年間チャート50位をマークしています。

M#3. Wham Bam (Shang-A-Lang) / Silver
イーグルス初期のメンバー、バーニー・レドンの実弟、トム・レドンが参加していたことでも知られているウエストコースト系ロックバンド、シルバー。1976年に結成され、同じ年にリリースされた唯一のアルバム「Silver」からのファースト・シングル。Hot100では16位、年間チャート70位。邦題「恋のバンシャガラン」。

M#4. 1963 (Oh, What A Night) / The Four Seasons
1962年のNo.1SherryからはじまりBig Girls Don't Cry、Walk Like a Man等数々のトップヒットを放った人気ポップグループ、フォーシーズンズ。1975年のアルバム『Who Loves You』から同じ年の12月にシングルカットされ、1976年のHot100で1位に輝き、年間チャートでも4位をマークしたナンバー。
 
M#5. I'd Really Love To See You Tonight / England Dan & John Ford Coley
Seals and CroftsのJim Sealsの弟、Dan Sealsがテキサスのハイスクールの同級生John Ford Coleyと組んだアメリカンソフトロックデュオ。1976年作『Nights are forever』に収めらている曲。全米チャート2位、イージーリスニング・チャート1位、年間チャートでも21位に輝いたのI'd Really Love To See You Tonight。

M#6. You're My Best Friend / Queen
イギリスのロックバンドQueen、1975年のアルバム『オペラ座の夜』に収録され、翌年にはアルバムからセカンド・シングルとして、リリース。イギリスのシングルチャートで7位、全米チャートでは16位、年間チャート83位をマークしたYou're my Best Friend。作曲はバンドのベーしストのジョン・ディーコン。クイーンはこの曲の他にもボヘミアン・ラプソディーがこの年の年間18位をマークしています。

M#7. Love Hurts / Nazareth
様々なアーティストによってカバーされているこの曲は、1960年にThe Everly Brothersが最初にレコーディング。1961年にはRoy Orbison、1975年、Jim Capaldi、そして今夜お送りしたスコットランドのロックグループNazarethは1976年にレコーディング。全米チャート8位、UKチャート15位、カナダ・ノルウェイ・南アフリカでは1位、特にノルウェイでは14週連続1位を獲得し、その後も61週に渡りチャートインしていたビッグヒットを記録しています。1976年の全米年間チャートでは23位をマーク。
その後もTriumph、Cher、Rod Stewart, Leo Sayerなどなど数多くのアーティストによってカバーされています。

M#8. Take It To The Limit / Eagles
イーグルスのメンバー、ランディ・マイズナー、ドン・ヘンリー&グレン・フライによって書かれ、彼らの4枚目のアルバム『呪われた夜』からのサードシングルとして発表。全米チャート4位、UKチャート12位、年間チャート25位をマークしたランディー・マイズナーがソロをとるナンバー。ドン・ヘンリー&グレン・フライ以外のメンバーがリードをとった初のシングルで、1978年に発表されたソロアルバム『ランディー・マイズナー』でも再びレコーディングしています。

ポップス、ロック、ファンク、ディスコ、ソウル、R&B、カントリー。。色とりどりな音楽がランクインしている、音楽がとても楽しい年代です。さぁ、他にどんな曲がランクインしているか?それはまた後半にとっておいて、ここからはAOR名盤探訪。
今夜はジョージベンソン、1976年の作品『Breezin'』を当時、レコードで聴いた時のように、CMを挟んでA面とB面をお楽しみいただきました。

このBreezin'に収められている楽曲のひとつ『This Masquerade』も1976年の年間チャート68位にランクされています。

Breezin'をお楽しみいただく前に、ジョージのベンソンの長いキャリアのほんの一部をご紹介。1943年3月22日アメリカペンシルベニア州ピッツバーグ生まれのギタリスト&ヴォーカリスト。幼少の頃からプロの道を目指していたそうです。1963年、ジャック・マクダフのバンドに加入。当時はウェス・モンゴメリーのようなストレートアヘッド・ジャズを演奏していたそうです。1964年プレステッジ・レコードから初リーダー作『ザ・ニュー・ボス・ギター』デビューし、注目され、その後、レジェンド、ウェス・モンゴメリーの死去により、ウェスの代役としてCTIでレコーディング、ポスト・ウェス・モンゴメリーとして人気を集めます。しかし、そんな彼が新境地を開いたのが、今夜お楽しみいただいた作品『Breezin'』

1976年にワーナー・ブラザーズ・レコードに移籍、トミー・リピューマのプロデュースでのこの移籍第1作に収められている楽曲『マスカレード』でヴォーカルをとり、ファンを驚かせました。アルバムはミリオン・セラーを記録する大ヒットに。。グラミー賞でも、2部門受賞。その翌年もトミー・リピューマのプロデュースで名作「イン・フライト」をリリース。また、1980年には名プロデューサー、クインシー・ジョーンズを迎えて制作された『ギヴ・ミー・ザ・ナイト』をリリース。その後もジャズだけではなく、フュージョン、R&B、ブラックコンテンポラリー、ポップス等、ジャンルを超えたヒット・メイカーとして、その地位を不動のものにしています。最新作は、ナット・キング・コールへのトリビュート作『Ispiration』。

数々の名作を生んだ偉大なるシンガー&ギタリストGeorge benson。彼がスターとしての地位を築いた名盤『ブリージン』まずはA面から。。

Breezin' / George Benson
A-Side
M#9. Breezin'
M#10. This Masquerade
M#11. Six to Four

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The Lucy Show (21:00-22:00) OA Song List

後半1時間はBreezin'のB面に収められている3曲でスタート。
Breezin' / George Benson
B-Side
M#1. Affirmation
M#2. So This Is Love?
M#3. Lady

George Benson のギターはもちろん、サポートメンバーとの絶妙のグルーブ感。心地良いBreezin'。そんなサポートメンバーには:

Harvey Mason (Drums)
Stanley Banks (Bass)
Jorge Dalto (Key)
Ronnie Foster (Key)
Phil Upchurch (Guitar)
Ralph Macdonald (Percussion)
Claus Ogerman (Strings Arrange)
そして、プロデューサーはTommy LiPuma

AOR名盤探訪、今夜はジョージ・ベンソン1976年、ワーナー移籍第1弾。全米チャートのPOP、R&B、Jazzの各部門で同時1位に輝いた歴史的な名盤『Breezin'』。
お楽しみいただけましたでしょうか?

続いては、そのGeorge benson『Breezin'』が発表された1976年の年間TOP 100に輝いた作品の中からダンサブルなナンバーをピックアップし、Nonstop Music Mixをお楽しみいただきました。

M#4. Lowdown / Boz Scaggs
TOTOのデビッド・ぺイチの共作で1976年のヒット作『Silk Degrees』に収められ、全米チャート3位に輝いた、ボズにとって初のメジャーヒット。グラミー賞のベストR&Bを受賞しています。年間チャートでも49位をマーク。

M#5. Play That Funky Music / Wild Cherry
1970年ハイオ州で結成されたファンクロックバンド。バンド名Wild Cherryは日本でも発売されているアメリカの有名な”のど飴”からとられたそうです。1976年に発表され、全米チャート1位、UKチャート7位のヒット曲。1976年の年間チャート5位をマーク。DANCE☆MANにが日本語の詩を付けて『よくある名字「斉藤」』としてカバーしています。

M#6. You Should Be Dancing / Bee Gees
1976年9月に発表された14枚目のスタジオアルバム『Children of the World』のオープニングを飾り、全米&カナダのチャートでNo1を獲得、世界中でTOP10以内に入った大ナンバー。映画『サタデー・ナイト・フィーバー』でジョン・トラボルタがディスコのステージでパフォーマンスを繰り広げるあの伝説のダンス・シーンのバックでも流れている曲。1976年の年間チャート31位

M#7. Love Rollercoaster / Ohio Players
1959年、オハイオ州デイトンで結成されたファンク・R&Bバンド。1975年に発表されたバンドにとって7枚目のアルバム『Honey』に収められ、翌年1976年に全米チャート1位、全米R&Bチャートでも1位を獲得、カナダでは2週連続2位を記録しゴールドディスク獲得。1976年の年間チャートでは30位をマーク。

M#8. Love Machine (Part 1) / The Miracles
リード・ヴォーカルがスモーキーロビンソンからビリー・グリフィンに代わり、バンド名を”The Miracles”としてから4枚目にあたる1975年に発表されたアルバム『City of Angels』に収められ、年をまたぎ全米1を獲得。新生ミラクルズとしての最大のヒットとなった楽曲。1976年の年間チャートでもTOP10内。7位を記録。

M#9. Sing A Song / Earth, Wind & Fire
EWF、1975年に発表した2枚組ライブアルバム『Gratitude / 灼熱の饗宴』。A・B・C面にはライブ音源が、D面にはスタジオ録音による新曲が収められ、その中の一曲。1976年の1月に全米R&B チャート1位、ポップチャート&ディスコ/ダンス・チャート5位を獲得。年間チャートでは59位。

M#10. I'll Be Good To You / Brothers Johnson
カリフォルニア州ロサンゼルス出身のジョージとルイスのジョンソン兄弟からなるファンク・ユニットBrothers Johnson、1976年に発表されたアルバム『Look out for #1』に収められ、全米3位、R&Bチャート1位、年間チャート61位をマークしたヒットナンバー。

M#11. Love Hangover / Diana Ross
1976年に発表されたソロとして2枚目となるアルバム『Diana Ross』に収められ、全米Hot 100、Hot Soul Singles、そしてHot Dance Club Playで1位を獲得。年間チャート15位をマーク。

M#12. I Write the song / Barry Manilow
バリーマニロウ、1975年に発表したアルバム『Tryin' to Get the Feeling』に収められているナンバーで作者はBeach BoysのメンバーBruce Johnston。全米ポップチャートとアダルト・コンテンポラリーチャートで1位を獲得、グラミー賞Song of the year受賞。Record of the yearにもノミネートされました。1976年の年間チャート13位。

The Lucy Showでは皆さまからのリクエストを募集しています。お聞きになりたい曲やこんなアーティストの特集をしてほしいなど、是非お教えください。アドレスは全て小文字でlucy@fm844.co.jp 。皆さまからのリクエスト&メッセージをお待ちしています。

今夜も番組をお聞きいただきありがとうございました。
皆さま、どうぞ素敵なウイークエンドをお過ごしください。Ciao♪

by lucykent824 | 2015-07-31 22:33