The Nightfly 6月28日 ブリティッシュ・ロック・インスト特集
毎週、日曜日19:00からAOR、BCM、Fusionを中心にスムースでメロウな楽曲をお届けしている『The Nightfly』on K-MIX
今日も番組をお聞きくださいました皆さまへ、ありがとうございました。
本日のソングリストです。
The Nightfly Song List
M#1. Cycle / Jeff Beck
ヤードバーズ、ジェフ・べック・グループ、べック・ボガード&アピスを経て、ソロとしても『ブロウ・バイ・ブロウ』『ワイヤード』を発表。そんなジェフ・べックの1990年の作品『ゼア・アンド・バック』からのオープニング。
M#2. Smacks Of Euphoric Hysteria / Brand X
フィル・コリンズ、パーシー・ジョーンズ、ジョン・グッドソール、ロビン・ラムリーの4人組:ブランドX。1976年に残したファースト作『アンオーソドックス・ビヘイビアー』から緊張感に満ちた、彼らならではの1曲。
M#3. Jacuzzi / Steve Hackett
フィル・コリンズとはジェネシスで活動を共にしたスティーヴ・ハケット。1980年の4枚目のリーダー作『ディフェクター』から得意のきらめくようなギターは、さすがにお見事。実弟のジョン・ハケットがフルートで助力。
M#4. El Sid / Cozy Powell
ジェフ・べック・グループ、リッチー・ブラックモアとのレインボウなど、まさにブリティッシュ・ロックの歴史を歩んだドラマー:コージー・パウエル。そんな彼が1979年に残したソロ作『オーヴァー・ザ・トップ』から。
M#5. Just For The Box / Kossoff Kirke Testu Rabbit
ポール・コソフとサイモン・カーク、そして山内テツとラビットという、フリーの変則メンバーによるセッションから生まれた1972年の作品『コソフ/カーク/テツ/ラビット』より、コソフのブルージーなギターが唸るインストゥルメンタル・ナンバー。
☆ 特集コーナー『AOR Special』
ここでは様々な角度からAORサウンドを特集するコーナーAOR Special。
今週の番組でお届けしている『ブリティッシュ・ロック・インストゥルメンタル』1970年代の英国から発生し、世界を席巻したロックで、これまでご紹介したプログレッシヴ・ロックやハード・ロックの中には、歌のない刺激的なインストゥルメンタルも含まれます。
時代の閉塞感を打ち破る革新的なサウンドが特徴で、日本でも現在まで根強い人気を保っている、あの頃にしか生まれなかったアートなロック。
そこで今回は、代表的な二つのグループ、「キャメル」。そして、「ウイッシュボーン・アッシュ」をご紹介。
まずは、キャメルの1977年の作品『Rain Dances / 雨のシルエット』から
M#6. First Light / Camel
同じく、キャメル1977年の作品『Rain Dances /雨のシルエット』より
M#7. Skyline / Camel
キングクリムゾン、イエス、エマーソン・レイク&パーマー、ピンク・フロイドといったプログレッシヴ・ロックの代表的なグループとは多少スタイルが異なり、長い歴史を持ち、メンバーチェンジを繰り返しながらも、『雨のシルエット』の時はアンディー・ラティマー、ピーター・バーデンス、アンディー・ワード、リチャード・シンクレア。拡散するようなサウンドが魅力的。
一方、ウイッシュボーン・アッシュは、テッド・ターナーが脱退し、ロリー・ワイズフィールドの加入により、アンディー・パウエルとのツイン・リード・ギターがアメリカナイズされ、1974年の『There's The Rub / 永遠の不安』は、のちにイーグルスやREOスピードワゴンなどを手がけるビル。シムツイックのプロデュース。
ここでは、その後、円熟みを増した2曲をご紹介。
ちなみに他のメンバーは、マーティン・ターナーとスティーヴ・アプトン。
まずはウイッシュボーン・アッシュ、1976年の作品『ニュー・イングランド』から
M#8. Outward Bound / Wishbone Ash
同じくウイッシュボーン・アッシュで、1977年の作品『フロント・ページ・ニュース』より
M#9. 714 / Wishbone Ash
Quiet Storm Slow Jam
M#10. Prelude: Song Of The Gulls / King Crimson
M#11. Horizons / Genesis
本日も番組をお聞きいただきありがとうございました。どうぞ素敵なSunday Eveningを・・そして、明日からのワーキング・ウィークも実りある一週間でありますよう祈っております。
All the best,
Lucy Kent