『Beyond the Missouri Sky (Short Stories)（邦題：ミズーリの空高く）』

明日のNHK FMミュージックプラザ『夕暮れジャズ』からもう一枚。
Beyond The Missouri Sky/ Charlie Haden & Pat Metheny

チャーリー・ヘイデン：オーソドックスな4ビートからフリー・ジャズ、フュージョンまで幅広く活躍するベーシスト。10代からベースを弾き始め、アート・ペッパー、デクスター・ゴードン、オーネット・コールマン、キース・ジャレット、カーラ・ブレイら数多くのミュージシャンと競演。ソロ作もコラボ作も多数発表しています。とても暖かい音色が大好きです。

そして、多くのギタリストが崇拝するパット・メセニーは1974年、ゲイリー・バートンの『リング』でレコーディング・デビュー。その後ジョニ・ミッチェル，トニーニョ・オルタ、ミルトンナシメント、矢野顕子さん、ブルース・ホーンズビー、セリアなどなどジャンルを超えたコラボやゲスト演奏、ソロとして、パットメセニーグループとして数多くの名作を残しグラミー賞も多数受賞しています。

そんな二人がコラボした作品が1998年度のグラミー賞、ジャズ・インストルメンタル部門を受賞したアコースティックなアルバム『Beyond the Missouri Sky (Short Stories)（邦題：ミズーリの空高く）』は、今でもお気に入りの作品で、特に夕暮れからGood Nightタイムに聞きたくなる一枚です。

お互いの出身地であるミズーリに広がる大地のように、広い空を、それも夕焼けに染まる大空をイメージさせる二人の暖かなサウンドは一日の疲れを癒してくれます。この作品は永遠のフェイバリットの一枚となることでしょう。

パット・メセニーがチャーリー・ヘイデンと共演しているもう一枚、ジャック・ディジョネット、デューイ・レッドマン＆マイク・ブレッカーとの熱い演奏『80/81』も大好きな作品の一枚。『80/81』でエキサイトした後に、この『ミズーリの空高く』で優しさに包まれる・・・至福の時間です。