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Ole Borud 『Outside The Limit』

Sunday Morning 10月06日 2019 日曜日 Song List

今日は10月2日にニューアルバム『Outside The Limit』をリリースしたOle Borudの特集をお送りしました。

まずは、日本ではもう手に入れることができないソロデビューアルバムからのタイトルトラックでスタートしました。

M#1. Chi Rho

2009年の日本デビュー以来、ノルウェーから現われたAORの超新星、AORの貴公子誕生、AORのニュースターと形容され、今やAORファンのみならずR&B, Funk, Jazz, Pop Rockなどなど音楽リスナーの耳をつかんで離さないOle Borudを特集。

10月2日にニューアルバム『Outside The Limit』をリリースしたばかり。その新作からのナンバーを含め彼のこれまでの楽曲を年代順にお届けしました。

Ole Borudは。1976年12月6日、ゴスペルを歌う音楽一家に生まれます。お父様の名前がそのままグループ名であるArnold B. Familyの一員として5歳から歌い始め、6歳にしてレコーディングを経験したと言う経歴の持ち主。 ファミリーバンドでEurovision Song Contestに3度出場し、3回ともトップ10に入賞、1995年度は"Let Us Celebrate Life"と言う曲で2位に輝いています。

同じ年(1995年)Peter Dalbackkとヘヴィーメタル・プロジェクトを組みアルバム『Sonrise』をリリース。そこではギター、ベースとドラムスを演奏するマルチな才能を発揮。その翌年の1996年、Death metalとProgressive metalのミクスチャーバンド『Extol』に参加。メタルスタイルに加え、ハードコアパンク、ジャズ、フォークなど様々なジャンルの音楽を融合させて行きます。

その後もいくつかのメタル・バンド、パンク・バンドなどに参加し、アルバムを発表してゆきます。そんなへヴィー・メタル界での活躍を経て、ソロとして2002年にファースト・アルバム『Chi-Rho 』を発表。

一曲目にお届けしたタイトルトラックお聞きいただいた方々にはお分かりのように、ヘヴィーメタルでも、パンクでもないサウンド。

少年時代、家族とツアー中に車内で聞いていた'70~'80年代AOR、R&B、ファンクやジャズ、幼少の頃からパフォーマンスしていたPray To God、Hold Me Jesusと言った家族とのゴスペル・グループで培った曲を含む、原点回帰となったソロ作でした。

それまでのバンドでは、マルチインストゥルメンタリストとして、そしてソロではなくバックアップヴォーカルを務めていた彼。

ソロ作ではその歌唱力を発揮、楽曲の素晴らしさ、テクニカルな演奏力、全てがハイクオリティ。とんでもない才能の持ち主の登場にポップロック・ファンからも注目が集まり、その名は国内のみならずワールドワイドに広まってゆきます。

フェイヴァリットアーティストやグループにペイジズ、クインシー・ジョーンズ、ドナルド・フェイゲン、TOTOといったアーティストを挙げる彼は、メタルバンドと並行してソロ活動を行います。

そしてここ日本でも2009年に『SHAKIN' THE GROUND』でデビューを果たしました。

M#2. City lights

オーレ・ブールード 日本デビュー作『SHAKIN' THE GROUND』から
『City lights』。70年代後半から80年代初頭に流行したAORの全盛期のあの音だ!と全盛期の頃を知るAORファンを唸らせた日本デビュー作はAORファンはもちろん、R&B、ファンク、ポップロックファンからも熱い注目を浴び、ノルウェーから現われたAORの超新星、AORの貴公子誕生、AORのニュースターと形容され、大きな話題を集めます。その『SHAKIN' THE GROUND』からもう2曲。

リリース後、アルバムを手にしてCDプレーヤーにセット。オープニングを飾ったこの曲は80's初頭のファンクミュージックを彷彿とさせるイントロでワクワクさせ、そのままアルバムのエンディングまでワクワクが止まらなかったことを思い出させる『Spreading the news』。そして、フェイバリット・バンドにペイジスを上げるオーレさん。この曲はまさにそのPagesの影響を感じる一曲『One More Try』。

M#3. Spreading the news
M#4. One More Try

ファーストアルバムでAORファンからAORの超新星、AORの貴公子と大きな期待を背負いながら、2011年には日本での2作目『KEEP MOVIN』を発表。1作目より更に洗練されたサウンドで、音楽リスナーの期待に応えます。

2013年には早くもベスト盤が発表され、同じ年の6月には初来日公演を実現。確実にAORファンのハートを掴んだオーレ・ブールード。

セカンドアルバムから3曲。
まずはアルバムのオープニングを飾るハイスピリチュアルなナンバー。間奏部分のベースラインのファンキーグルーヴ、70' 80'sのディスコ・シーンで輝いていたホーンアレンジ。聞く者をハッピーにしてくれる『City Lights』。続いて、メロディーやアレンジはまさにAOR。ヘヴィメタルギタリストとは思えぬジャジーなギターソロにオーレさんの幅広い才能を感じていただけるはず『Broken People』。そして、お母様のために書いたと言う『She's like no Other』。

M#5. City Lights
M#6. Broken People
M#7. She's like no Other

M#8. Driving

2014年に発表された日本での3作目『STEPPING UP』に収められている楽曲で、まさにAORなサウンド。AORファンをさらに喜ばせた『Driving』。そのライブ音源。ライブとは思えぬ完璧な演奏に彼の実力を感じていただけたのではないでしょうか?

このライブ・バージョンは新作のボーナストラックとして収められています。
10月2日にリリースされたOle Borudのニューアルバム『Outside The Limit』。

M#8. Put My Money

この先どんな展開がまっているのだろう?と期待させる壮大なイントロからのブレイク。。続いてリズムギターとドラムス。からの~ギターソロ。そのわずか25秒で心躍り、収められた全11曲ファイナル・ナンバーまで心は踊りっぱなしでした。2014年に発表された前作から5年。本国では、メタルバンドも結成してお活躍しているため、並行してのソロ活動。時間をかけて制作されたことがうかがえます。アルバムを発表するたびに傑作!と言われる彼のソロ作。

待望の新作は、どの曲も美しいメロディーと練り上げられたアレンジの五つ星。アルバムを聞き終えた後の気持ちよさ。今回も最高傑作です!

Outside The Limit』からもう一曲『Always Love You』をお届けしました。

M#9. Always Love You

今日も番組をお聞きくださった皆様、ありがとうございました。
どうぞ素敵なSunday Afternoonをお過ごしください。
 1. Put My Money
2. Always Love You
3. Come And Rescue us
4. Talk To My Lawyer
5. Outside The Limit
6. Blaming Game
7. Good Time
8. Can’t Pretend
9. Waiting For The Rain
10. Fast Enough
11. Driving (Live at Parkteateret) (ボーナストラック)



by lucykent824 | 2019-10-06 11:21